オーガニック植物成分 アロエベラOrganic plant ingredient aloebella

オーガニック栽培される多肉植物の一つにアロエベラがあります。アロエベラは葉に柔組織が豊富に含まれている多肉植物という種類の植物で、葉の果肉は主に食用とされるほか、果肉のエキスには多くの薬用成分があることからコスメや医薬品にも使用されます。また、乾燥に強く虫が付きにくいため栽培が難しくなく、花が特徴的であることから観賞植物としても栽培されています。
乾燥に強く、虫が付きにくいことからもオーガニック栽培にも向いているアロエベラは食用とされる場合、果肉をそのまま使用されたり、アロエベラジュースとして使用されます。水分が多く、優しい甘みがあるため果実と同じような扱いをされることが多いです。
食用とされる場合は、特にアロエベラジュースは炎症に効果があり、消化器官に対しての抗炎症作用が期待でき、胸焼けや胃もたれ、消化器疾患に対して有効であるとされています。医薬品としても有名で、抗菌作用、血流改善、血糖値の低下作用などの効果が認められています。食品と同様に消化器系への有効な効果も多く、消化器系の炎症を抑えるほか、肝機能の向上薬としても使用されます。
また、アロエベラの外皮には緩下作用があることから、外皮の成分は便秘薬として使用されます。アロエベラが医薬品として使用されるメリットは効能よりも副作用の少なさが理由です。アロエベラ成分は過剰に使用しない限り副作用が発生しにくいため、服用者にリスクが少ないとされているからです。そして、コスメに利用される場合は、主に肌への製品として使用されることが多く、シャンプーでは、ウェン シャンプーなどに代表されるように、アロエベラの成分を贅沢に配合し、トラブル肌などで悩む方に人気となっています。

このようにアロエベラは、食品や医薬品のように抗炎症作用があるほか、肌に保護膜を形成して保湿するなどの効果が期待できるため、乾燥肌や敏感肌用のオーガニックコスメなどに、また、殺菌効果や粘膜保護作用などから日焼け止めやニキビケア用品も使用されることが多いです。コスメ関連でも、医薬品同様に、副作用の少なさも魅力の一つと言えるでしょう。
一般に副作用が少なく、万人に合うもののように扱われるアロエベラですが、実際のところ体質によって合わない人もいるので、アレルギー体質の人が、コスメや医薬品を使用する際はパッチテストや医師への相談をすることをオススメします。